新じゃがいもが出ると作る、夏の伝統料理。具たくさんの濃厚な味わいのスタミナいっぱいの汁物です。この料理で使う、「塩くじら」とは、くじらの皮とその下の油の部分を塩漬けしたものです。スーパーやデパートなどで手に入ります。
材料
なす | 3個 |
ささぎ | 10本 |
じゃがいも | 2~3個 |
玉ねぎ | 1~2個 |
塩くじら | 100g |
だし汁 | 1200cc |
天然醸造味噌 | 80g~100g |
作り方
- 塩くじらは短冊切にし、さっと熱湯にくぐし、余分な油と塩を取り除く。
- じゃがいもは皮をむいて、適宜に切る。
- 玉ねぎは皮をむいて、適宜に切る。
- なすは、1cm位の薄さに切る。
- ささぎは、両端と筋をとりながら2~3つに折る。
- 鍋にだし汁とじゃがいも、玉ねぎを入れて、じゃがいもが柔らかくなるまで煮る。
- なすとささぎを入れる。
- ここに塩くじらを入れる。
- 18割こうじ贅沢味噌を入れて、味見をして出来上がり。
ポイント
- 山形では、「いるか汁」という人が多い様です。「いりか」「いれが」などのなまりもあります。
- じゃがいも、玉ねぎが定番で、夕顔、にんじん、など何をいれてもおいしい。夏野菜いっぱいの具だくさんにしましょう。山菜の「みず」などを入れる地域もあります。
- 「大根の間引いたもの(大根葉)が手に入るとくじら汁」というところもあります。(大根葉の場合は、さっとゆでておく。)
- 各家庭の好みで、味噌の他、醤油味、塩味もあります。
- やや薄めの味付けにするのがポイントです。味見の時にちょうどいい味にすると、いざ食べる時に、塩くじらから塩気が出てきてしょっぱくなります。