山形県村山地方のお正月、お盆、お祭りなど人寄せごとのおもてなしの料理には欠かせない料理です。棒たらとは、鱈を干したものです。日持ちの悪い鱈をこの様な形で、内陸地方でも口に出来たのです。軟骨を食べるからかい煮と違って、身を味わいます。
材料
棒だら(戻した状態) | 800g |
魔法のしょうゆ | 300ml |
砂糖 | 120g |
水 | 800ml |
作り方
- たっぷりの米のとぎ汁に干し棒だらを一晩浸す。
- 翌日、水できれいに洗い、食べやすい大きさに切る。
- なべにたっぷりの水(分量外)と戻した棒だらを入れて火にかけ、1~2時間水煮し、いったん火を止め、ざるにあける。
- ③を鍋にもどし、水800mlと、魔法のしょうゆ、砂糖を入れて弱火で1時間ほど煮る。
- そのまま1晩味をしみ込ませておく。
- 翌日、弱火で汁がなくなるまで煮るとおいしい。
ポイント
- 「本棒だら」は、マダラなので煮るのに時間がかかりますが、「助宗だら」はマダラよりも小さい魚なので簡単に煮上がります。「本棒だら」は、価格も高いのですが、それだけに味がいいと言われています。
- 水戻しの手間が大変だとのことから、戻したものの市販品もあります。
- 魔法のしょうゆを使うと、みりん、酒などの調味料を用意することがありません。
- 目安として、干しぼうだら240gを戻したら800gになりました。